咳や発熱、呼吸活動をモニター
今回開発されたデバイスは、内部に搭載されたワイヤレスセンサーにより体温や咳、そして呼吸活動を継続的に収集する。本体は柔らかな素材でできており、24時間356日継続的に使用しても、喉への不快感が抑えられるように設計されている。
これにより、病院だけでなく、自宅でも症状を連続的にモニターすることができるとのこと。これまでの診断では、病院と自宅でのデータのギャップが課題だったが、本デバイスでは、そのギャップを埋めることが期待されている。
ビッグデータと人工知能を活用
今回のデバイスでは、集めたたデータを人工知能で処理し、新型コロナウイルスの症状を解析するという。すでに新型コロナウイルスの感染者約25人が2週間前から装置の装着を開始し、データを集めている。そして、合計1500時間以上と1TB以上のデータが集められているという。
新型コロナウイルスに関しては、まだその症状について不明な点もが多い。今回のデバイスにより、さらなる研究が進むことを期待したいものだ。
ノースウェスタン大学