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コスト大幅削減&コロナ接触リスクゼロに期待! コンテンツ監視AI「Posmoni」

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中学生以上の全年齢層を対象としたコミュニティアプリ「Yay」を運営する株式会社ナナメウエは、コンテンツ監視における大幅なコスト削減と人の接触リスクの低減を目指し、AIとクラウドソーシング(BPO=専門企業への外部委託)を組み合わせたコンテンツ監視サービス「Posmoni(ポスモニ)」をリリース。

同時に、「Posmoni」の仕組みを応用したオリジナルAIシステムの開発支援も開始した。

人員コスト&コロナリスク削減

SNSを運営するにあたり、不適切な投稿などを抑止するための監視は欠かせない。しかし、24時間365日行われる監視をすべて人力でとなれば仕事量は膨大でコストも膨れ上がる。

また、昨今の新型コロナウイルスの影響で人と人との接触は好ましくない状況だ。万が一、社内に感染者が出ればオフィス全体を2週間閉じるなどの措置がとられ、営業停止を免れない。

このような課題をクリアしてくれそうなサービスがAIと人(BPO)のハイブリッドな監視管理サービス「Posmoni」。同サービスは1日400万投稿コンテンツを誇る「Yay」のデータをもとに開発されたAIが、まず先に監視対象のなかに不適切な投稿などがないかを判定し、AIが判断できなかったものに関しては人が判断するという仕組み。これにより、迅速な判断と人員コスト削減、人との接触リスク低減が可能となる。

ちなみに、このシステムを活用すれば人のコンテンツ監視数を10分の1程度まで削減できるという。なお、AIの精度は「Yay」のデータの蓄積に伴い再学習し、日々向上していくとのこと。

ノウハウを共有した開発支援

「Posmoni」の仕組みである「AI×クラウドソーシング(BPO)」は、運用と再学習を繰り返す必要があるAIシステム開発に最適な開発手法だという。

仮に開発初期段階で精度の低いAIであっても、人力でカバーしつつ実装・運用していくことで再学習を繰り返し精度を上げていくことができるのだ。結果、AIの処理能力が人を上回り、人員コスト削減や運用負荷の軽減につながるという。

同社は今回の「Posmoni」提供開始と同時に、「Posmoni」の仕組みを応用したオリジナルAIシステムの開発支援も開始すると発表。

開発支援においては、サービス全体設計にはじまりAIモデル要件定義、AIモデル開発から実証(PoC)と並行して有人対応の準備から開始までを行い、段階的なAI導入を実現していく。サービスイン後も再学習やリプランニングまでサポートするとのことだ。

同社代表の石濵嵩博氏はTwitterで、コロナ感染リスクをゼロにしたうえで人員コストを大幅に削減できるかもしれない、と同サービスをアピール。同時に、競合サービスでなければノウハウを共有しつつ開発支援を行うと投稿している。

PR TIMES

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