スマホアプリで商品のバーコードを読み取るレジレスサービス
Asda(アズダ)では、店内での新型コロナウイルス感染防止策として、2メートルごとの距離をフロアシールで明示するほか、飛沫感染予防のためのアクリル板をレジに設置している。そしてこのほど、来店客と従業員との接触機会を低減させるべく、「Scan & Go Mobile」を新たに223店舗で導入し、全581店舗に展開させた。
来店客が専用スマホアプリ「ASDA Scan & Go」をスマートフォンにダウンロードし、ユーザー情報を登録したうえで、陳列棚から商品を選ぶごとに、パッケージに印刷されているバーコードを読み取っていく仕組みだ。
買い物が完了したら、スマホアプリで表示されるQRコードをセルフレジ機にかざして、精算する流れとなっている。
英国のスーパーでレジレスサービスの利用が広がる
英国のスーパーでは、Sainsbury's(セインズベリー)でも、「Scan & Go Mobile」と同様のバーコード読み取り型レジレスサービス「SmartShop」を約600店舗に導入。新型コロナウイルス感染拡大に伴って、このサービスを利用する来店客が増えており、売上高全体の約3割が「SmartShop」を通じて精算されているという。
消費者の利便性の向上のみならず、新型コロナウイルスへの感染防止策としても、店舗での「レジレス」のニーズはさらに高まっていきそうだ。(文 松岡由希子)
Asda