新型コロナウイルス感染症は世界各国のイベントに影響をもたらしており、すでにさまざまなイベントが中止や延期に追い込まれている。

そんな中、YouTubeは、アメリカに拠点を置く映画製作会社「トライベッカ・エンタープライズ」と共同で「We Are One : A Global Film Festival」と題したオンライン映画祭を開催することを発表した。

世界各地の映画祭が集結

5月29日から6月7日までの10日間、YouTube上で開催される同映画祭へは、アヌシー国際アニメーション映画祭、ベルリン国際映画祭、ロンドン映画祭、カンヌ国際映画祭、グアダラハラ国際映画祭、ニューヨーク映画祭、サンダンス映画祭、シドニー映画祭、東京国際映画祭、トロント国際映画祭、トライベッカ映画祭、ヴェネチア国際映画祭などの世界の映画祭が参加する予定。

すでにトライベッカ映画祭やカンヌ映画祭は映画祭の中止や延期を発表しており、また、トロント国際映画祭、ベネチア映画際祭、ロンドン映画祭は今秋、従来とは形を変え開催されると現時点ではみられている。

参加は無料だが寄付は、WHOへ

今回のオンラインイベントでは、各映画祭がプログラムを作成し、映画、短編映画、ドキュメンタリー、音楽、コメディー、対談といったさまざまなコンテンツの配信を予定。同イベントへの参加は無料だが、寄付を募り、世界保健機関（WHO）のCOVID-19連帯対応基金などへと送られるとのこと。

YouTubeは同イベントに対し、「これはいままでにない画期的なイベントで、世界中の映画ファンにすばらしいコンテンツを無料で提供できることを誇りに思っている」と声明を発表している。

スケジュール詳細や配信される作品などは、後日発表される予定だ。

Tribeca Enterprises