今回紹介する「SlimQ F100」はデバイス4台の同時充電に対応し、かつ最大出力100Wと急速充電も可能となっている。
耐圧性と電力効率がアップ
最近のチャージャーで急速に増えているのが次世代半導体素材とされる窒化ガリウム(GaN)を活用したタイプ。SlimQ F100もそうだ。GaNのメリットを簡単に言うと、耐圧性と電力効率に優れ、高出力で充電でき、かつチャージャーを小型軽量化できること。たとえば、MacBookの充電では高出力を必要とすることから従来のチャージャーはポート1つだけ、そしてサイズもかさばるものだったが、GaNが登場して様子が一変した。
使い方はいろいろ
SlimQ F100の場合、Type-CとType-A各2つずつ計4つのポートを搭載し、Type-Cの最大出力は100W、Type-Aの方は18Wだ。合計出力は100Wなので、Type-C1つだけを使ってMacBookを急速充電したり、Type-Cでデバイス2台をそれぞれ30Wで、Type-Aでデバイス2台を18Wで充電したりという使い方ができる。そのほかにも出力を勘案しながらさまざまな組み合わせで活用できる。
SlimQ F100のサイズは70×68×29ミリ、重さは205グラム。外出時に携帯するチャージャーをSlimQ F100にすることで荷物を減らせるのはもちろん、自宅やオフィスでもコンセントにさすチャージャーの数を減らせるのでデスクまわりがすっきりしそうだ。
SlimQ F100は現在クラウドファンディングサイトIndiegogoで資金調達中。サイトに登場してわずか18時間で目標額を達成するという人気ぶりで、現在の出資額は49ドル(約5200円)〜となっている。出資はあと1カ月ほど受け付け、6月にも発送が始まる見込みだ。
SlimQ F100/Indiegogo