そうした動きにクリエイターやクリエイターのファンも加われる取り組みをTikTokが発表した。おなじみのショートムービーに寄付機能を持たせることができるというものだ。
・寄付先は8団体
この新機能ではスティッカーを使う。募金活動を行いたいクリエイターが、自分のビデオやライブストリームにスティッカーを載せ、そのクリエイターのファンやコンテンツを閲覧した人がスティッカーをタップして寄付できるというものだ。寄付先の団体は、TikTokが提携している一覧からクリエイターが任意で選べるようになっている。差しあたっては、米疾病管理予防センター(CDC)基金、料理芸術団体のジェームズビアード基金、弱者に食事を届けるMeals on Wheels、音楽コミュニティのための基金MusiCares、子供の飢えに取り組むNo kid Hungryなど8団体がリストアップされている。
・クリエイターとファンが連携
コンテンツ視聴者がスティッカーをタップすると、ポップアップウィンドウが現れ、視聴者はそのままTikTokアプリ内でクリエイターが選んだ団体に寄付ができる。つまり、コンテンツで結ばれたクリエイターとファンが連携しての社会的貢献となる。そうした場をTikTokが提供し、寄付の処理そのものはTiltifyという寄付専門プラットフォームが行なっている。
TikTokは世界中に多くのユーザーを抱え、若年層が大半を占めている。そうした若い世代に新型コロナ問題の啓発や社会的な取り組みへの参加を訴える機会となりそうだ。
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(文・Mizoguchi)