そんな中、現在新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館中の国立科学博物館は、3DビューやVR映像など自宅で「かはく体験」が楽しめるさまざまなコンテンツを無料公開した。
目の前に広がる「かはく」
同館は一般財団法人VR革新機構の協力を得て、展示室全体の高画質画像を撮影。これにより、PC・スマートフォンからは3Ⅾビュー映像を楽しめ、VR専用ゴーグル・VRメガネを使用すればVR映像を楽しめるという。映像は2020年4月24日0時から配信されており、カテゴリは「日本館」と「地球館」の2つ。
「日本館」は地下1階から地上3階のスペースに、恐竜の化石や縄文人・弥生人の骨格、土器などを展示している。「地球館」は地下3階から地上3階とさらに広く、恐竜の化石はもちろん、地球上の多様な生き物や138億年前の宇宙誕生からの宇宙史も見ることが可能だ。
楽しめるコンテンツは他にも!
そのほかにも自宅で楽しめるコンテンツがある。YouTubeにて配信中の同館公式「かはくチャンネル」がそのひとつだ。同チャンネル内では、同館の研究者が展示物の解説などを行い、おもしろいポイントなどを動画で伝える「おうちでかはく、科学に触れる時間」を配信中。また、2020年3月14日~4月12日に開催予定だった企画展「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」を担当研究者の解説つき動画の配信もしている。
さらに、同館メールマガジンで配信しているPC用カレンダー付き壁紙コレクション(バックナンバー)を公開。ちなみに2020年4月23日現在、スイス産出の赤鉄鉱やトヨタ初の本格的なスポーツカー「トヨタスポーツ800」など12枚の壁紙がアップされており、これらは4月29日まで誰でもダウンロード可能。今後も少しずつバックナンバーを公開していくようだ。
そして「地球館」3階にある、親と子のたんけんひろば「コンパス」のワークシートの一部がダウンロード可能となった。ぬり絵や貼り絵、折り紙、宝集めなど子どもが遊びながら「かはく体験」を楽しめるワークシートがそろっている。
PR TIMES