安全な商品を選ぶのに役立ててほしい、というコンセプトで展開されている。使い方は簡単で、アプリを立ち上げて商品のバーコードをスキャンするだけ。すると、その商品に含まれている成分の一覧が表示され、政府や健康関連の非営利団体が「人体に有害」とする物質が含まれていないかどうかがわかる。
また、成分はそれぞれ毒性が10段階で評価される。例えば、発がん性物質の場合は10、アレルギー物質だと4−5と表示されるので、消費者はなるだけこの数字がゼロに近いものを選べば、毎日のケアが体に優しいものになるというわけだ。
Think Dirtyでは現在、米国とカナダで販売されている商品6万点に対応しているという。メーカーの宣伝文句に乗せられるのではなく、消費者自身が成分を調べて“賢い選択”をすることができるというこのアプリ、ダウンロードも無料とあって多くの人の支持を得ているようだ。
日本では昨年、大手化粧品メーカーの美白化粧品による白班被害問題があったが、Think Dirtyのような消費者視点の情報収集手段が欲しいと思う人は少なくないのではないだろうか。
Think Dirty