そんなアスリート向けのウォッチを専門とするPolarが最新モデル「Grit X」を発売した。最大の売りはバッテリーの持ちで、省エネモードにすると最長100時間駆動する。
・米軍グレードのタフさ
メーカー問わず、基本的にウォッチは多機能になればなるほど頻繁にバッテリーを充電しなければならない。日常使いであれば就寝前に充電すればそれで済むだろうが、トレッキングなど電源にすぐにアクセスできないシーンもある。そこでGrit Xではバッテリーを増強し、GPSなど全ての機能をオンにしても1回のフル充電で連続40時間駆動するようにした。省エネモードにすると100時間にのびる。週末にサイクリングで遠出するといった場合でも、バッテリーを気にせず機能をフル活用できる。
また、タフさを備えているのも売りで、寒冷地など極めて厳しい環境でも作動するかをチェックする米軍グレードのテストもパスしている。そして落下衝撃にも耐える丈夫さを備えつつ、重さはわずか64グラムだ。
・パフォーマンスを分析
機能としては、GPSやコンパス、高度計、心拍センサーなどを内蔵し、フィットネスのデータをリアルタイムに追跡する。これらのデータをもとににしたコーチング機能もあり、運動パフォーマンスの向上につなげることができる。データはアプリやウェブサービスで閲覧可能。たとえばサイクリングなら、走行距離や走行ルート、ルートの最大傾斜、運動時の心拍の変化、運動負荷などあらゆるデータをチェックできるので、本格的にパフォーマンスを分析することができる。
加えて、アスリートにとっては体の回復も重要なポイントだが、Grit Xは睡眠時間や睡眠の質も追跡する。
Grit Xの価格は429.95ドル(約4万6000円)。
Polar