そうした斜め撮影を自動補正してくれるiOSアプリ「Orient app」が登場した。端末に内蔵されている加速時計とジャイロスコープを活用していて、端末の傾きを検出し、斜めのスクリーンの中に水平・垂直な長方形の枠で被写体をとらえてくれるというものだ。
例えば、真っすぐに伸びるイチョウの木を縦位置で撮影するとき、カメラが傾いていたら地面や空の部分が斜めに写るだろう。Orientではその斜めになったスクリーンの中にイチョウの木をとらえると、斜めの地面や空の余分な部分はカットするので空も地面も水平になるように仕上がる。
ただし、欠点もある。垂直・水平枠を確保するため、写真がアップされる傾向にあることだ。端末を傾ければ傾けるほどカットされる部分が多くなり、つまりワイドな景色を撮ってもややアップめの写真になる。こうした点が特に気にならない人や、あるいは「斜めの写真よりマシ」と思う人には使えるアプリといえそうだ。
アプリはiOS6以降のiPhoneとiPadで利用できる。0.99ドル。
Orient app