米メーカーeWheelsが、両足を乗せるスタイルで電動走行する「Inmotion V11」を発表した。コンパクトながら最高速度は時速50キロ、出力は最大3000Wとパワフルな乗り物だ。
・航続距離は90キロ
電動一輪車はデザインがなんとも斬新だ。文字通りタイヤは1つで、タイヤの両サイドに折りたたみ式のステップが付いている。タイヤを両足で挟むようにしてステップに立てば、あとは電動キックスクーターの要領で走行できる。デザインに加え、Inmotion V11はスペックも目をひく。2000Wのモーターと1420Whのバッテリーを搭載し、最高速度は時速50キロとバイクにも負けない。クルージング速度の時速32キロで走行した場合、航続距離は90キロとなっている。ちなみに、モーターのピーク出力は3000 Wとかなり強力だ。
・サスペンション付き
乗り心地を向上させようと、Inmotion V11にはサスペンションがビルトインされているのも売り。サスペンションでステップ部分が上下に70ミリ動いて振動を吸収する。タイヤも太めなので、ちょっとした段差やでこぼこ道でも快適な乗車体験となりそうだ。そして夜間でも走行できるよう、ヘッドライトとテールライトが付いているのに加え、乗車時以外のシーンでも扱いやすいようキックスタンドや折りたたみ式のハンドルが備わっている。
新しいもの好きの人の好奇心をかき立てるInmotion V11だが、難点は重さが27キロあり、手軽に持ち運べないこと。ただ、自転車などよりずいぶんコンパクトではあるので、机の下などに収納できるのはメリットだろう。
Inmotion V11の予定小売価格は1999ドル(約21万6000円)。現在、eWheelsのウェブサイトで500ドル(約5万4000円)のデポジットで予約を受け付けている。
Inmotion V11/eWheels