また、落ち込む経営状況の打開策として新たにテイクアウトやデリバリーサービスを開始した飲食店は、「Yahoo!プレイス」を利用することで情報を無料掲載できる。
「Yahoo! MAP」から2タップで検索
同社は、同ウイルスの感染予防のためのデリバリー活用や短時間の外出で、外食を楽しめる機会を提供すべく、このたびの施策を実施。「Yahoo! MAP」(iOS版、Android版)において、テイクアウト・デリバリー対応の店舗を簡単に検索できる機能を新たに追加し、その掲載店舗数は全国35,000店舗以上に拡大する。
これらの店舗を検索するには、「Yahoo! MAP」の右下にある「もっと見る」から「周辺施設を探す」を開き、「テイクアウト」もしくは「デリバリー」ボタンをタップするだけで、現在地から近い店舗がマップ上に表示され、併せて詳細情報(電話番号、営業時間など)も閲覧可能だ。ただし、営業時間については変更の可能性もあるとのこと。
なお、テイクアウトやデリバリー対応店舗の検索は「Yahoo!検索」や「Yahoo!ロコ」でもできる。その際は「地名+テイクアウト」「地名+デリバリー」というふうに検索すると、その地域の該当店舗が表示されるようだ。
新規参入店舗の集客にも
一方、店舗側も同ウイルスの影響を強く受けている。株式会社シンクロ・フード運営の飲食店に特化したリサーチサービス「飲食店リサーチ」による、飲食店.COM会員(飲食店経営者・運営者)を対象とした「2020年3月の経営状況」に関するアンケート調査(実施期間:2020年4月2日~ 2020年4月15日)では、「前年同月より下がった」という回答が86.1%となっている。さらに、2020年4月3日~2020年4月6日に「テイクアウト・デリバリーの対応状況」に関するアンケート調査も実施しており、テイクアウト販売をしている店舗が懸念することとして「集客」という回答があったり、任意の回答には「(集客施策の)効果は脆弱」というものがあったりと、集客に関しての回答が見られた。
となれば、同社が無料提供する、店舗情報の管理・編集、クチコミ返信、アクセス分析などができる店舗向けサービス「Yahoo!プレイス」を活用し、「Yahoo! MAP」や地域情報サービス「Yahoo!ロコ」に店舗情報を掲載できることは、集客の一助となり得るのではないだろうか。
ヤフー株式会社