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Review 【Review】ハードの制約から開放される?Google StadiaをスマホとChromebookでプレイしてみた!

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【Review】ハードの制約から開放される?Google StadiaをスマホとChromebookでプレイしてみた!

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2019年3月にGoogleが発表したクラウドベースのゲームプラットフォーム「Google Stadia」。これまで、有料のStadia Proのみ一部地域で配信されていたのだが、先日Googleが特典ゲーム9本を含めて2ヶ月間無料で開放してくれた。

そこで、配信地域に含まれるカナダに住む筆者の手元でも試すことができたため、今回はプレイしてみた感想を記事にしてみたい。

なお、Stadiaをゲームするにあたって筆者が整えた環境は、Chrome OSを搭載した「Pixelbook」と「Pixel 4」、そしてコントローラーのXbox Oneワイヤレスコントローラーだ。

・デバイス間を縦横無尽に切り替え可能

StadiaはChromeブラウザ上からアクセスし、そのままゲームコンテンツをプレイすることになるのだが、このアクセスがとにかくラクだ。

Stadiaのホーム画面には前回プレイしたゲームの再生マークが表示されており、このマークをクリックするだけで再び元のゲームにアクセスできる。

Pixelbookでプレイした後、Pixel 4の方の専用アプリで開くとPixelbookでプレイしていたところから始めることができ、デバイス間の切り替えをとても快適にしてくれている。これは想像以上だった。

・グラフィックが美しいゲームもサクサク動く

今回試したのは「Destiny 2」、「SteamWorld Dig 2」、「GRID」の3ゲームだ。特にFPSシューティングアクションゲームのDestiny 2はとてもグラフィックが綺麗なゲームにもかかわらず、ブラウザ上でプレイしていることを忘れてしまうくらいサクサク動くことに感動した。

PixelbookのGPUにはIntel HD 615が採用されているが、あくまでローエンド向けのモデルで、かつ本体にはファンもついていないにもかかわらず、長時間プレイしていても動きが止まることは一度もない。

・ハード側の制約から開放される日も近い?

本来ハード側のスペックで左右されがちなハイグラフィックゲームのパフォーマンスも、Stadiaであれば全く影響を受けることがない。これは、ゲーム機本体の型落ちや、スペック不足による満足度の低下といった、ゲーマーの中では当たり前だった障壁を打ち壊すことになるのではないだろうか。

もちろん、データセンターのクラウド上で走らせるゲームを手元のデバイスで映し出していることになるため、大容量のデータ利用と、低遅延を可能にする高速インターネットが必要となる。筆者のWi-Fi環境も約500Mbpsとなかなかの速度が出せていたためこれだけ満足度の高いユーザー体験が得られたのかもしれない。

しかし、今後さらに人気コンテンツがStadiaに参入していけば、ますますStadiaは魅力的なゲームプラットフォームになっていくことを確信させてくれる、そんなワクワクする体験となったということはいうまでもない。

執筆:Doga

Google Stadia

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