Gogoといえば、米国でいち早く空の上でのインターネットサービスに取り組み、最近では、今夏から日本航空が始める国内線Wi-Fiにシステムを提供することでも話題になった。そして今回米国で導入するアプリ「Gogo Text & Talk」は機内Wi-Fiをさらに進化させたものだ。
このサービス、GogoのWi-Fiサービスを導入しているフライトが対象となり、機内Wi-Fiを使って利用する。テキストなどのメッセージを送信するのにその信号は衛星を介してGogoの地上ベースステーションに送られ、さらにそこから通信会社の電波に乗せられる仕組みだ。なので、テキスト・通話は自分の端末の番号での利用となる。
米国ではすでにアメリカン・エアライン、デルタ、ユナイテッドなど大手航空会社がGogoのWi-Fiサービスを導入していて、スマートフォンやタブレットなど携帯端末が浸透した今、空の上でのテキストと通話も一気に広がりそうな気配だ。
同社幹部によると、航空会社や連邦航空局との調整が必要になってくるため、このサービスが利用できるのは離着陸を除く巡航中など制限がつく可能性はある。それでも、緊急に連絡をとりたい時や、ビジネスで急ぎの用件があるときなどは重宝するだろうし、単に友達に「高度1万フィートなう!」などと近況報告するのも新鮮だろう。機内Wi-Fiはどの航空会社もこぞって導入しつつあるが、テキストと通話も当たり前という時代がすぐそこまできているようだ。
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