同マップは、2020年1月に米ジョンズ・ホプキンス大学が公開した「Coronavirus COVID-19 Global Cases by the Center for Systems Science and Engineering (CSSE) at Johns Hopkins University (JHU)」の日本版の位置づけであり、同大学と同じ「ArcGIS Dashboards」を利用して公開することで誰でも無料で閲覧可能。4月6日時点でモバイル版や英語版を合わせて2,200万PVを突破している。
2つの新機能
同マップは、「国内の感染者数」をはじめ「都道府県別の感染者数」「直近一週間の感染者数」などを視覚的にわかりやすく表示し、「発症日アニメーション」では2020年1月3日からの感染拡大の様子を動画で配信している。さらに厚生労働省や地方自治体の公開する症例データを一元的に集約し公開中だ。このたび、緊急事態宣言の発令状況と、国内で最も感染者数の多い東京都の市区町村別感染者数を確認できる新機能を追加。同時にAPI(JSON形式)での配信も開始している。
情報を可視化し公開する
新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、4月8日午前0時に効力を発動する緊急事態宣言が発令された。それに伴い、同マップ上で「期間」と都道府県ポリゴンで配信される「区域」を公開することで、緊急事態宣言の発令状況を視覚的に確認できるようになった。4月8日現在では、同宣言の対象となる7都府県(東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡)がマップ上で赤く表示されている。今後、発令状況により随時更新されるようだ。そしてこのたび追加されたもうひとつの機能は、現在国内で最も感染者数が多い東京都の市区町村別の感染者数を確認できるというもの。こちらは、東京都が毎日公開する市区町村別の感染者数データをマップ上で可視化し公開するという。同マップの「居住地」タブを開き、東京都にズームすることで表示される。
なお、緊急事態宣言の「期間」と「区域」、および東京都の市区町村名と日別感染者数についてAPI(JSON形式)でも配信するとのこと。
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