同社は、世界的カードブランドVisaの発行ライセンスを取得し、ストレスフリーな送金、決済体験を実現するプリペイド式Visaカード「Kyash Card」などを提供中だ。
参考記事:日本発のチャレンジャーバンクを目指す「Kyash」が描く金融の未来(Techableインタビュー)
簡単発行ですぐに使える
ウォレットアプリ「Kyash」は、インストール後すぐにバーチャルカード「Kyash Card Virtual」の発行が可能(本人確認書類不要)。従来、バーチャルカード発行後にクレジットカードやデビットカードの登録またはコンビニ・銀行からのチャージを完了することで送金やVisaオンライン加盟店で買い物ができるというサービスだ。ただし、実店舗での利用にはリアルカードの発行が必要。
このたび、バーチャルカード発行後すぐにApple Payへの設定ができるようになった。これにより、リアルカードを発行しなくても「QUIC Pay+」加盟店(国内端末数約113万台)にてiPhoneやApple Watchのみでスムーズな支払いが実現する。
Apple Payが利用できるのはスーパーやコンビニをはじめ、電車やバスといった交通機関など生活に密着した場所が多いため、ユーザーの利便性向上が大いに期待されるという。
お金の移動のインフラ構築を目指す
個人向けのウォレットアプリ「Kyash」、法人向けにWeb API を通じて即座にVisaカードを発行できる決済プラットフォーム「Kyash Direct」を展開する同社は、「お金」という「価値」が「移動」するインフラ構築を目指しているという。そのために今後、さまざまなものとのコネクトを実現させ、さらには現金の引き出しや給与の受け取りなどのバンキング体験を提供していく予定とのこと。
同社は2020年3月、シリーズBラウンドから参画した米国のGoodwater Capitalと、運用資産1兆円規模の米国VCであるGreenspring Associatesをリード投資家として、約47億円の資金調達を実施しており、累積資金調達額は約74億円に上っている。
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