その中でも今注目を集めているのが、インテルやナイキといった企業も投資をしている「Reflektion」である。複数のサービスを提供しているが、その中でもコアとなるのがEコマース向けのデータ解析サービス。
Eコマース向けのサービスの特徴は、とにかく集めたデータをもとに“消費者個人個人”に最適化した体験を提供できること。それまでの個々の購買履歴を元に徹底して最適化したサイトになるようにサポートするというものだ。
いくつかある機能の中でも注目したい機能は3つ。
1つ目は、顧客が次に買いたくなる商品を割り出し、レコメンドする機能。これは特にこのサービスに限った話ではないものの、リアルタイムにデータを解析し、最新のトレンドや商品の売れ具合を基に常に最適な商品をレコメンドする。
2つ目は、ビジュアルの最適化機能。各顧客のサイトでの行動を基に、サイトのレイアウトやキャッチコピーなどが1人1人に最適化されるというもの。
3つ目は、個々人に合わせた割引セール。これも顧客の過去の行動データなどから、どのくらい割引されたら購入するか、割引率を自動で最適化する。
このように複数の機能によって顧客1人1人に最適化された体験をつくりだすことを可能にするため、実際に成果が50%も向上したケースもあり、話題となっている。多くの企業が参入するホットな分野でもあるので、今後の「Reflektion」の躍進に注目したい。
Reflektion