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Galaxy Z Flip実機レビュー:最新技術と「ガラケー」のような懐かしさをどうぞ

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最近は、端末の大型化が進んでいるスマートフォン業界。6インチ台後半の画面を搭載するモデルも珍しくなくなり、スマートフォンというよりタブレットに近いサイズ感の機種が増えた。大画面によって迫力の映像を楽しめるのは嬉しいポイントだが、携帯性が失われているのは気にかかる。

そうなると、つい思い出してしまうのが一昔前のフィーチャーフォン、いわゆる「ガラケー」である。

ガラケーは、機能面や性能面では今のスマートフォンに遠く及ばないが、折りたたんでポケットにしまえるコンパクトさが魅力だった。

今回レビューをする「Galaxy Z Flip」は、そんなガラケーチックな「縦型折りたたみ」ギミックが特徴的なAndroidスマートフォンだ。日本では、auが取り扱う。

抜群のコンパクトさ

カラーリングは、ミラーパープルとミラーブラックの2種類。筆者が今回レビューするのは後者だ。

実機が手元に届いた時は、ディスプレイが開かれた状態。「これが本当に折り曲がるのだろうか?」と半信半疑だったのが正直なところ。

恐る恐る折りたたむ動きを試してみると、確かにゆっくりとガラスディスプレイが折り曲がって、思わず声が出てしまった。

「Galaxy Z Flip」には、折りたためるガラス製スクリーン技術「Folding Glass」を採用。ヒンジ構造も含めて耐久性に優れた設計になっており、折りたたみ動作の繰り返しに耐えるタフさを持っているとのこと。

最初こそおっかなびっくりだったが、慣れてくると違和感なく折りたたみを行うことができた。

端末を折りたたむことによって、驚くほどコンパクトになる。開いた時は約6.7インチの大画面を楽しむことができるが、折りたたむと縦87.4mm×横73.6mm×厚さ17.3mmの大きさに早変わり。

試しに、筆者のiPhone 6との比較画像を撮ってみた。

6.7インチのスマートフォンがたたまれたとは思えないコンパクトさで、ポケットに入れても全く違和感のないようなサイズ感になっている。重量は約183gで、重さを抑えている点も嬉しい。

また、折りたたんだ際にカバーとなる部分には、約1.05インチの有機 ELディスプレイを搭載。折りたたんだ状態でも、時刻や通知を確認することができる。

このあたりも、いわゆるガラケーを思い出させるポイントだ。

さて、この折りたたみ画面の活用方法は多用だ。まず、画面を上下に分割して表示する「マルチウィンドウ」機能が非常に面白い。

例えば下画面でブラウジングをしながら上画面でムービーを視聴する際、上画面を立てることができるため、スマホスタンドが不要になる。

カメラの撮影もユニークだ。開いた状態であれば普通のスマートフォンと同じように撮影ができるが、上画面を起こすとフレックスモードとなり、下画面で操作をしながら上画面で被写体を確認可能。

さまざまな角度で撮影ができるため、撮影の幅が大きく広がるといえるだろう。

実際に折りたたみながら機能を試すことにより、「折りたたみ構造」がただユニークなギミックであるというだけでなく、実用的にもなっているのを感じた。

スマートフォンとしての基本的な機能も問題なし

インターフェースはサムスンのOne UIで、シンプルな見た目と機能性を両立している。全体的な動作はとてもスムーズで、どんな処理も楽にこなせる性能だ。

画面の端から中央にスワイプすることによって、お気に入りのアプリを呼び出せるショートカット機能を搭載している。

ディスプレイの中央上部には、パンチホール式のインカメラが位置する。YouTubeでムービーを視聴してみて、画面の発色が非常に美しいという印象を受けた。

カメラは、最大1,200万画素のデュアルカメラを搭載。

画素数はそれほど高くないものの、サムスンの高い技術のおかげで気軽に美しい写真を撮ることができる。超広角カメラにより、画角の広い撮影が可能な点も嬉しい。

実機を触ってみての感想

「ガラスが曲がる」ということを頭で理解できていても、実際にそれを目にしたときの衝撃度は半端ではなく、度肝を抜かれた。カタログスペックだけではわからない部分といえるため、ぜひ実機を触って操作感を確かめてみてほしい。

折りたたみスマートフォンの技術はまだ始まったばかりであり、端末価格が高く手が出しづらいのは難点であるが、今後は技術の大衆化が進み、大画面のスマートフォンを気軽に持ち歩ける日が来ることを願わずにはいられない。

(文・早川あさひ)
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