そうしたニーズに対応しようと、オンデマンドフードデリバリーのDoorDashが米国のコンビニエンスストアと提携し、商品配達を始めると発表した。
・全米1800店と提携
DoorDashはローカルのレストランの料理を配達するサービス。アプリからお目当ての料理を選べば、ユーザーは自宅にいながらしてレストランの料理を楽しめる。こうしたオンデマンドのフードデリバリーは、いまかなりの需要がある。というのも、新型コロナにより米国などでは多くのレストランが店内飲食営業を禁止されているからだ。
そして今回、DoorDashはセブンイレブン、Wawa、サークルKなど1800店超をプラットフォームに追加した。そうした店舗が扱う食料品や日用品を、フードデリバリーと同じ要領で配達する。
・ロックダウン暮らしをサポート
現在米国の多くの都市がロックダウンされているが、食料品の調達など本当に必要な外出は許可されている。ただ、感染者が急増するいま、外出したくないという人は増えている。高齢者や基礎疾患を持っている人は特に外出を回避するのが一番の安全策だ。そこで重宝されているのがネットやアプリでの注文サービス。これら商品の配達を請け負っている人たちは「エッセンシャル・ワーカー(必要不可欠な職業に就いている人)」として人々の暮らしを支えている。
DoorDashが配達するのはコンビニが扱う商品となるので種類は限られてはいる。しかしティッシュ類や鎮痛剤、軽食、飲料などが今すぐ欲しい、という場合には有効な手段となる。
日本でもロックダウンの噂があるが、生活必需品を確保する手段を今のうちから見つけておくと安心だろう。
DoorDash
(文・Mizoguchi)