・クーポン券を購入して地元の事業者を支援するプラットフォーム
ベルリン市は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、食料品や医薬品、日用品といった生活必需品の販売を除き、店舗の営業を禁止。市内の飲食店やカフェ、バー、クラブ、劇場、小売店などの多くが休業している。
そこで、ベルリンを拠点として活動するデザイナー、コピーライター、プログラマーら、20名のボランティアが協力し、わずか1週間で、これらのローカルビジネスを支援するオンラインプラットフォーム「Helfen.Berlin」を開発。
地元ベルリンのスタートアップ企業ATENTO(アテント)のクーポン発券ソリューションを活用し、市内の店舗で利用できるクーポン券をオンラインで販売する仕組みだ。
応援したい店舗を選んで金額を指定すると、クーポン券が発行され、営業再開後、店舗で利用できる。
・ベルリン市内1300店舗以上が参加
「Helfen.Berlin」には、レストランやカフェ、ショップ、バー、美容院、美術館、ギャラリー、ライブハウスなど、ベルリンで営業する1310店舗以上が参加。地元の事業者を地元住民が支える草の根のプラットフォームとして活用されている。(文 松岡由希子)
Helfen.Berlin