・600kmの航続距離目指す
水素を燃料とする燃料電池には、エネルギー密度が高いという特性がある。そして大型トラックでは十分な航続距離や積載量、そして短時間での燃料供給が求められており、今回の採用に至ったと発表されている。車両は日野の大型トラック「日野プロフィア」をベースとし、トヨタの次期「MIRAI」用に開発されているパワートレインのトヨタFCスタックを2基搭載。そして、日野の大型車ハイブリッド技術を応用した車両走行制御を組み合わせ、600kmの航続距離を目指すとしている。
・さらなるエコへの取り組み
水素は燃焼すると水しか発生しないことから、走行中のCO2排出量の大幅削減に貢献することが期待されている。トヨタと日野は水素を将来の重要なエネルギーと位置づけており、2003年には燃料電池バスを共同開発。また、両社は2050年までに新車1台あたりの平均CO2排出量の90%削減を目指すとしている。
次世代車両の燃料としては、燃料電池を含む複数の方式が提案されているが、なんにせよクリーンな自動車が当たり前になってほしいものだ。
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