5G時代の幕開け
「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」は、3者が立ち上げた「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」を前身とし、2020年1月24日に始動。東急株式会社や株式会社パルコなど32社の参画企業(始動時点)のアセットとテクノロジーを融合させ、アート・音楽・ファッションといった渋谷の持つエンターテイメントや文化を拡張させていくというものだ。このたび3者は、2020年4月より、5GやXR技術を取り入れたさまざまな領域での拡張体験 (AUGMENT)を加速していくと発表。
まずは、Netflixオリジナルアニメシリーズ『攻殻機動隊SAC_2045』の独占配信に先駆け、渋谷の街と『攻殻機動隊 SAC_2045』の世界が合成される拡張体験「UNLIMITED REALITY」を豊富なバリエーションで展開予定だ。
また、渋谷パルコ内に5G時代の配信型スタジオ「SUPER DOMMUNE tuned by au 5G (仮)」をオープン予定だという。
同プロジェクト×Netflix
2020年4月16日以降に展開を予定している「UNLIMITED REALITY」は、全世界で圧倒的人気のコミック『攻殻機動隊』を原作とした『攻殻機動隊SAC_2045』とコラボし、さまざまな拡張体験を提供する。au SHIBUYA MODIや渋谷PARCO10階「コミューン」では、スマートグラス「NrealLight」を用いることで、AR空間上で同作品のキャラクターとのコミュニケーションが可能となるようだ。
また、渋谷フクラス17階オープンテラスでは、VR・ARヘッドセット「XR-1」を用いることで、同作品のキャラクターとともに、渋谷の街を舞台とするミッションに挑めるという。
さらに、ポスターと連動した渋谷回遊体験として、街中に貼られたポスターからQRコードを読み取り、AR空間上に潜む同作品のキャラクターを発見するというアトラクションも実施される。発見したキャラクターを撮影し、ハッシュタグ「#公安9課メンバーを探せ」とともにTwitter投稿すると、抽選で100名に「UNLIMITED REALITY」オリジナルグッズが当たるようだ。
そして、Instagramの「SPARK AR」機能を活用すると、Instagram ストーリーズ上で同作品のキャラクターに扮した動画撮影や投稿を楽しめるという。
新時代のライブスタジオ
「SUPER DOMMUNE tuned by au 5G (仮)」は、au 5GやIoTなど最先端テクノロジーを活用し、世界中のアーティストが遠隔で参加可能かつ、スタジオの雰囲気をあらゆる場所から体験可能とする配信型スタジオだ。センシングデバイスから得られる身体 (脳波)・感情化のデータ活用により、遠隔地からでもスタジオの高揚感と臨場感を体験できるという。日本を代表するVJ(ビジュアルジョッキー)の宇川直宏氏が運営する渋谷パルコ内のライブスタジオ「SUPER DOMMUNE」とau 5G、あるいは同プロジェクト参画企業が連携し、テクノロジー導入によるライブスタジオの実験的かつ、継続的な拡張体験の創出を目指し、音楽に限らないライブエンターテイメントを発信していくとのこと。
KDDI株式会社