職場や学校の閉鎖と同様、不自由を感じるのがスポーツジムの閉鎖だ。そういった意味で、自宅でワークアウトができるPelotonアプリの90日間無料トライアルはポイントが高いだろう。
自宅でのバイクエクササイズにオンラインクラスを組み合わせ、サブスクモデルで大成功を収めるPelotonの新型コロナ対応が興味深い。
・通常30日間の無料トライアル期間を90日に延長
Pelotonは、通常30日間のPelotonアプリの無料トライアル期間を90日に延長している。同アプリからは、ヨガや筋トレのライブクラスやオンデマンドクラスが受講できるが、残念ながら日本には未展開だ。Pelotonといえば、専用バイクやトレッドミルが必要だとイメージしがちだが、マシンを購入しなくても参加できれば、ユーザー層は広がるに違いない。
Pelotonアプリは、AirplayやChromecast、Amazon Fire TVに対応していて大画面での鑑賞が想定されているほか、Apple Watchにも対応し運動量のトラッキングが楽になった。
・社員やサポートスタッフはリモートワークに
ところで、オンラインでのサービス提供が中心の同社もマシンのショールームを持っているし、もちろん社員はオフィスで働いている。今回の新型コロナウイルス対応で、ショールームを3月29日まで閉鎖し、社員はリモートワークに。メンバーズサポートに携わるスタッフもリモートで業務を行っているという。
コンテンツ制作スタジオ一般公開の予定もあったが、こちらについても情勢を見て公開日を決定。バイク/トレッドミルの手配に関わるチームのみが慎重を期して現地対応を続ける。
こういったきめ細やかかつ大胆な対応の積み重ねが、Pelotonを今のポジションにまで押し上げたのだろう。新型コロナ騒動が収まったあかつきには、ぜひ日本にも上陸していただきたい。
参照元:A Message from our Cofounder and CEO John Foley/ Peloton