簡単、速い! 便利なサービス
同実験は、ユーザーが「PayPayダッシュ」のアプリ上で配達先を指定し、イオンショッパーズ福岡店の約150種類の商品の中から欲しいものを注文すると、配達員が店舗から商品をピックアップし、自転車で届けるというものだ。配達時間は30分~1時間程度を見込んでいるという。支払いは、商品受け取り時に「PayPay」アプリ上で行う「PayPay」決済と、商品注文時に「PayPayダッシュ」のアプリ上で行うクレジットカード決済のいずれかを選択可能。
同実験は、福岡県西鉄福岡(天神)駅付近の一部地域にて、2020年3月16日より実施され、終了時期は未定とのこと。ちなみに、対象商品はお弁当、カップ麺、飲料、お菓子、調味料などで、配達先は対応エリア内であれば、自宅以外でも指定できるため、勤務先などに昼食を届けてもらうなど、利用シーンは多いようだ。
時代のニーズに対応
同実験は、ラストワンマイルの物流効率化を目指す、イオン九州とソフトバンク株式会社ならびにそのグループ企業が連携する施策の第2弾となる。第1弾は、2019年6月より実施された、イオンショッパーズ福岡店のネットスーパーの注文品を、夜間22~23時を含む時間帯に配送するという実験。ネットスーパーの注文品を22時以降に配送するのは日本初の試みとなった(ソフトバンク調べ)。
経済産業省は、2018年のBtoC-EC市場規模(物販系分野)は9兆2,992億円であり、前年比8.12%増と発表。「PayPayダッシュ」は、共働き世帯や高齢化により、買い物に出かけることが困難な人への助けとなり得るだろう。また、ユーザーの「今すぐほしい」というニーズを満たせるサービスでもある。
両社は、同実験により、実店舗から配達先のラストワンマイルの即時配達ニーズを把握するとともに、今後の取扱商品の拡大や、他の地域での展開を検討し、買い物体験の向上に努めていくとのこと。
ヤフー株式会社