そんな人に今回紹介したいのが「Magrig」。USB-C端子対応のThunderbolt 3をサポートするアダプターで、データの高速転送や急速充電といった便利な機能を備えている。
・近づけるとくっつく
最近のAppleのPCはUSB-C端子を採用している。そのUSB-Cケーブルの着脱を簡単にするのが、いわゆる“MagSafe”機能だ。Magrigはケーブルの先端につけるアダプターと、端末側のポートに付けるチップの2つのパーツで構成される。パーツにはマグネットが内蔵されていて、互いを近づけるだけでぱちっとくっつく。差し込むよりも簡単につなげることができ、つなげているときにケーブルに足が絡むなど不要な力が働いた時には外れるので、端末落下を予防できるというメリットもある。
・40Gb/sでデータ転送
これだけであれば、他のサードパーティが展開しているMagSafe似製品と変わらないが、MagrigのポイントはThunderbolt 3をサポートすること。40Gb/sのデータ転送と、最大100W PD給電が可能だ。4K、5K、6Kビデオの出力にも対応する。つまりデータの扱いや充電にかかる時間が短くなり、高解像度の動画もスムースに扱える。
USB-C端子搭載のデバイスで使えるので、MacBookだけでなくiPad、そしてApple以外のメーカーのデバイスでも活用できる。
チップを複数の端末に付けておくと、同じケーブルを共有でき、ケーブルの差し替えも楽にできるようになる。
Magrigは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開中。チップとアダプター1つずつのセットの出資額は今なら383香港ドル(約5100円)〜となっている。チップ2つとアダプター1つのセットは509香港ドル(約6800円)〜。出資は3月29日まで受け付け、目標額を達成すれば6月にも発送される。
Magrig/Kickstarter