今年はネットで超会議
「リアルとネットの融合」をテーマに毎年開催され、2020年4月に開催予定であった「ニコニコ超会議」と「闘会議」は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う、政府からのイベント自粛方針と来場者・関係者の安全を考慮し、中止が決定した。なお、来場予定者がすでに持っているチケットや、超会議を一緒に盛り上げるべく実施していたクラウドファンディングについては、全て払い戻しされるとのこと。同社は、リアルイベントの中止の発表とあわせて、ネットイベントとなる「ニコニコネット超会議2020」の開催を発表。中止となった「ニコニコ超会議2020」・「闘会議2020」の開催予定日程を6日間延長し、4月12日~4月19日の計8日間にわたって開催されるようだ。
「ニコニコネット超会議2020」の見どころ
同ネットイベントは、ニコニコ超会議の人気企画やインターネット上で話題になったコンテンツに加え、リアルイベント自粛で中止を余儀なくされたライブやエンターテインメントコンテンツをニコニコで再現する試みなど、さまざまなエンターテインメントを集結させた日本最大のインターネットの祭典を目指すという。イベント期間中のニコニコ生放送では、画面上のコメントにより、リアルタイムな出演者と視聴者の双方向コミュニケーションはもちろん、臨場感あふれる音を聞くことができるバイノーラルマイクや、無観客を生かした自由なカメラワークによる没入感を実現。また、実際のステージにAR技術を加えた新たなライブ演出など、ネット視聴ならではの視聴体験を提供するとのこと。
さらに、同イベントの目玉企画でもある、歌舞伎と最新技術が融合した「超歌舞伎 Supported by NTT」と、バーチャルキャラクターによる音楽ライブ「VTuber Fes Japan」「VOCALOID Fes」は、4月18日~19日に、幕張メッセ・イベントホールより生放送される予定だ。
同社代表取締役社長の夏野剛氏は、リアルイベントの中止は苦渋の決断であったが、こんな時だからこそピンチをチャンスに変え、ネットの力を集結させて、視聴者に「そう来たかっ! 」と思ってもらえるような「ニコニコネット超会議2020」にしたいとコメントした。
距離や時間的な都合でリアルイベントに参加できなかった人も、ネットイベントなら参加しやすいだろう。これを機会に同イベントのファンが増加するかもしれない。
PR TIMES