ありがたいことに、開発元よりレビュー用製品を送っていただいたので、今回はこのPrinCubeの使い勝手を伝えたいと思う。
・初期設定がとにかくラク
PrinCubeは初期設定がとにかくシンプルだった。印刷用のカードリッジを挿入し、本体とスマホをWi-Fiで繋いで専用サイトにアクセスし、印刷したいイメージを入力/転送し、あとは印刷するだけだ。テキストだけでなく、イメージをダウンロードしたり、テキストを入力したり、フォントや色を変えたり、影を追加したりと、編集の自由度は高い。この印刷までの手軽さはかなり魅力的だった。
・テキストや絵文字の印刷にグッド
ポータブルプリンターなので印刷物の高さは約1.4cmと小型だが、スライドして印刷していく仕様のため、印刷できる幅は1.3mとかなり長い。テキストや絵文字なんかを印刷するのにはピッタリかもしれない。たとえば、ポストイットでオリジナルのラベルを作成したり、名札用に使ったり、ユーザーの利用用途に合わせてさまざまな使い方ができそうだ。きれいに印刷できると彩度も鮮明で、十分なレベルだった。
・印刷できる素材は多少選ぶかも
一番気になったのが印刷できる素材についてだ。公式では、紙だけでなく金属、レザー、プラスチック、織物と、あらゆる素材に対応とのことだが、実際には印刷できる素材は多少選ぶかもしれない。たとえば、筆者はセロハンテープやジップロック、iPhoneのレザーケースやプラスチックケースにも印刷をしてみたのだが、素材にインクが染み込まず、いつまで経っても乾く様子はなかった。そのため、少し触れるだけで印刷物がとれてしまうという少し残念な結果となった。
布(ゴワゴワしていない素材)や紙、皮膚にはしっかりと印刷することができたが、ツルツルとしていて、インクが染み込まない素材だと印刷するのが難しい印象を覚えた(公式でもワニススプレーの使用をおすすめしている)。とはいうものの、簡単にあらゆる場所でカラー印刷ができるという点では大変面白いアイテムだといえるだろう。気になる人はCAMPFIREのキャンペーンページを要チェックだ!
執筆:Doga
PrinCube/CAMPFIRE