デンマークのスタートアップが開発したACアダプター「Galio」。GaN(窒化ガリウム)を採用し、コンパクトながら総出力120Wとパワフルで、しかも3台の同時充電に対応する。
・急速充電にも対応
Galioは内蔵するプラグで直接コンセントに差し込めるようになっている。出力ポートはUSB-C2つ、USB-A1つの計3つを搭載。つまりデバイス3台の同時充電に対応する。最大出力はというと、USB-C2つ合わせて100W、USB-Aポートは30W。3つを同時に使うときの合計最大出力は120Wとなる。
なので、USB-C を介して87W出力でMacBook Pro 13インチを、USB-Aを介して30W出力でiPhone XRを充電するという使い方が可能だ。もちろん急速充電にも対応する。
・Apple製品よりコンパクト
また、Galioのもう1つの特徴がコンパクトなことだ。これはGaNを採用したことによるところが大きい。GaNはこれまで使われてきたシリコンに比べて電力の損失が少なく、発熱も抑えられることから、チャージャー本体の小型化が可能になった。Galioのサイズは94.8×54.8×29.6ミリ、重さ216グラムとなっている。若干形状は異なるが、体積的にはAppleの96W出力チャージャーよりもコンパクトで、しかもポート数はApple製品の場合1つだ。
今や複数のデバイスを使うのは当たり前のこととなり、それに対応するチャージャーとしてGalioは充電シーンをすっきりとさせることができる。
Galioは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開中で、出資額は59ドル(約6200円)〜となっている。すでに2300人超が申し込んでいる人気ぶりだ。出資は4月24日まで受け付け、5月に発送される。
Galio/Kickstarter