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ハンコは不要?エストニア発、ブロックチェーンを活用した身分証アプリ

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エストニアと日本を拠点に活動するGovTech企業・株式会社blockhiveは、デジタル世界での身分証アプリ"xID(クロスアイディ)"を発表。エストニアで培ったブロックチェーンの技術を活用したアプリで、マイナンバーカードと連携することで、より手軽に本人認証することが可能になるという。

・マイナンバーカードと連携した身分証アプリ

xIDは、マイナンバーカードと連携することで、手軽に本人認証をすることができるデジタル身分証アプリ。インストール後、初回登録時にマイナンバーカードをカードリーダーもしくはNFCで読み込むと、マイナンバーカードとxIDアカウントを紐付けることが可能に。

その後、ログイン時に入力要求される暗証番号と、電子署名時に要求されるの暗証番号を設定。それ以降は、連携するオンラインサービスでログインや署名を行う際にxIDアプリに通知が送られ、スマートフォン上でPINコードを入力するだけで安全に認証・電子署名を完結させることができる。

認証や署名のログは、ブロックチェーン上に記録され、改ざんすることはできないため、高い安全性を保っているといえるだろう。

・ハンコはもういらない!?

デジタルIDアプリを使えば、複雑なパスワードを覚えたり、何度も同じ個人情報を入力したり、本人確認のために身分証の写真を提出したりする必要がなくなるという点がメリット。PINコードで認証・電子署名を完結させることができるため、日本の社会では頻繁に求められる印鑑も必要なくなる可能性すら考えられる。

エストニアでは、エストニア版のマイナンバーである「e-ID」があらゆる場面で紐づけられている。身分証代わりに使用できるのはもちろんのこと、例えば、銀行口座、病院での診察や処方箋の記録、図書館の利用カード、バス・トラムの乗車カードなどが身近な例として挙げられ、市民の利便性を向上させている。

この背景には、行政のみならず民間サービスで「e-ID」の導入の増加もあったといい、日本でもマイナンバーカードを用いたデジタル上の本人認証が進んでいる中、同アプリの存在は日本でのマイナバーの普及と電子認証のスタイルを変える大きな一歩となるかもしれない。

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