簡単に言うと、暗いところで撮影したものを美しく仕上げる機能だが、そのナイトモードで撮影した写真を対象にしたコンテストをAppleが開催し、このほど最優秀作品を発表した。一眼レフでの撮影と言われても何ら不思議ではないほどの秀逸作品揃いだ。
・雪の青白さをとらえたショットも
ナイトモードのフォトコン、つまりこの機能を搭載するiPhone 11、11 Pro、11 Pro Maxで撮影されたものが対象で、世界中から何千もの応募があった。選ばれた最優秀作品6点は中国、インド、ロシア、スペインからの応募で、それぞれの国の景観や文化を美しく切り取っている。
ロシアのKonstantin Chalabovさんの作品は雪道の中にバンが停まっている写真だが、雪に覆われ青白い中に車のライトが灯っているという何とも幻想的なショットだ。
・映画のワンシーンのよう
スペインのRuben P. Bescosさんの作品は光を巧みに操っている。黄昏時と思われるオレンジ色に包まれた荒野を人々が移動している様子を収め、人々のシルエットが鮮明に映し出されていてまるで映画のワンシーンのようだ。その他の作品もため息が出るような素晴らしさで、それらに共通するのは暗いところでの撮影のはずなのにディテールまでしっかり映し出されている点だろう。
これは、ナイトモードでは自動でコントラスト調整やノイズ除去などをするようになっているためで、この機能はiPhone 11シリーズに搭載された処理性能の高いA13 Bionicチップのおかげだ。
いつも携帯するスマホでプロ並みの写真を撮りたいという願望を持っている人を誘惑する入賞写真は、AppleのウェブサイトやInstagramで閲覧できる。
Apple