小型で手軽に購入できるRaspberry Piには、プログラミング学習用途やお試しIoTデバイスとしてなど、お世話になっている人も多いだろう。
拡張性も抜群、進化も著しいRaspberry Pi。このほどRaspberry Pi 4の2GBモデルが、生誕8周年を記念して、従来から10ドル引きの35ドル(約3800円)の価格改定に踏み切ったようだ。
・8年でCPUのパフォーマンスは40倍に
OSを選んで楽しめるRaspberry Piが、初めてさわるLinuxPCという方も多いだろう。世界中にファンが多いRaspberry Piは、この8年で3000万台以上を売り上げているようだ。Raspberry Pi 1 Model BでもWebサイトをクロールしたりラジオサーバーを立てたりといったことは可能だったが、その価格帯から、十全に機能しなくても文句は言えなかった。
ただ、その後新しいモデルがリリースされるたびにスペックが高くなり、Raspberry Pi 4では、CPUのパフォーマンスは当初の40倍、メモリは最大4GB、モニタの出力は2口(Micro HDMI)、Bluetooth5搭載となっている。
・ラズパイコミュニティ主催のイベントRaspberry Jamもお祝いムード
Raspberry Piで簡単にゲームをしたりPythonを学んだりできるのは、活発なコミュニティのおかげ。そういったコミュニティが主催するイベントRaspberry Jamでも、2020年2月15日~3月15日の登録で特別プレゼントがあるようだ。ただ、Raspberry Jamの開催マップを見る限り、いまのところ日本での開催はないよう。また、せっかくの35ドルへの値下げだが、日本からは公式Webサイトから直に購入することができない。ただ、Raspberry Pi 4の購入や無料リソースの利用は簡単にできるので、そのうち価格改定の恩恵に授かれるときもくるだろう。これを機に、日本のRaspberry Piファンの活動がさらに活発になることに期待したい。
参照元:Raspberry Jams around the world celebrate Raspberry Pi’s 8th birthday/ Raspberry Pi Blog