そうした時代の流れを受けて、介護市場に現代のITテクノロジーを導入した「HomeHero」というサービスがローンチされた。ユーザーはこのプラットフォームを通じて、ニーズに合った介護者を探すことができる。介護者は医療従事者ではないものの、日常の家事、食事の支度、買い物、運動のサポート、外出の同伴など、広範囲に及ぶ用事をカバーしてくれるので大助かり。サービス利用料金は1時間あたり15~20ドル程度だ。
「HomeHero」の人材採用では、面談、入会試験、経歴の調査などがおこなわれ、厳しい審査基準をクリアした人材のみ、登録が許可されるという。ユーザーは、介護者の動画付きプロフィールやユーザーレビューを閲覧することができ、介護者の性別、経験年数、使用言語、レビュー数でフィルターをかけて、検索ができるようになっている。
さらにプラットフォームを使って、高齢者の家族たちは介護者と連絡のやり取りが可能。タイムシート追跡機能でタスクの管理をしたり、業務日報のチェックもできる。緊急の連絡先も記載されているほか、自動支払い処理もできるので、スムーズにサービスを利用できそうだ。
また、「HomeHero」では保険に加入しているので、万が一高齢者が身体に怪我を負ったり、財産に被害が及ぶようなことがあっても、100万ドルの保険がかけられているので心強い。遠方に住んでいる家族や親族にとっては、日常で必要な雑用をこなしてくれるほか、年寄りの見回り、日々の健康管理という意味でも、安心感は格段に違ってくるだろう。
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