画面操作を自動化に取り込むことができれば、Power Automateで実現してきたアプリ間の連携範囲がさらに広がりそうだ。
AI Builderで画像抽出やテキスト分類も
MicrosoftのPower Automateでは、「メールに添付の画像をOneDriveに保存」「備品購入申請書を作成したら承認依頼メールを投げる」といった業務フローを、プログラミングなしでつくることができる。データベースからSNSまでさまざまなビジネスアプリをこの業務フローに組み込むことができて、AI Builderを利用することで画像抽出やテキスト分類といった処理も可能だ。
MicrosoftといえばVBAによるPC内作業の自動化が以前より可能だった。ソフトを利用することで、画面レコードによるUI操作の自動化も可能で、こうした自由度の高いオペレーションが業務フローに組み込めるとなれば使い勝手はさらによくなるだろう。
マウス操作やキーボード入力の繰り返しをそのまま組み込める
UI flowsを追加すれば、Power Automatedでサポートする約300のアプリ以外も自動化の対象となり、マウス操作やキーボード入力の繰り返しをそのまま業務フローに組み込める。個人的な細々した業務を自動化するのにももちろん便利だが、社内システムに適用することで従業員の業務時間の短縮やオペミスの削減も可能だろう。大掛かりなシステムを導入する必要がなく低価格で利用できるのもうれしい。
UI flowsは、Office 365のビジネスユーザーなんかのビジネスユーザーであれば、月額40ドル(約4300円)/ユーザーで利用できて、業務フローごとのプランは月額500ドル(約5万3900円、ユーザー数上限なし)となっている。
参照元:Microsoft Power Automate adds robotic process automation in April/ Microsoft Blog