しかしそのどちらも不要のトランスミッター・レシーバーが登場した。香港のスタートアップが開発した「MOKiN」。端末側とスクリーン側にデバイスをさしこむことで1080pの映像などが低遅延でミラーリングできるようになる。
・10メートルの範囲で作動
MOKiNは2つのパーツから構成される。1つはスマホやタブレット、PCなどUSB-C端末につなぐトランスミッター。もう1つがモニターやテレビなどにつなぐレシーバーだ。トランスミッターとレシーバーは10メートルの範囲でWi-Fiで自動的に接続する。なのでパソコンとテレビをケーブルでつないだり、外部Wi-Fiで接続させたりする必要はなく、ミラーリングのシーンをすっきりとさせることができ、あらゆる環境で使える。
・2台同時ミラーリングも
MOKiNでは写真やファイルはもちろん、HDMI経由で1080p@60Hzという高画質の動画にも対応する。しかも低遅延(50ms以下)なのでスムースなストリーミング体験となる。また、トランスミッターの側にはUSB-Aポート2つ、SD・TFカードリーダーも搭載されていて、SDカードを差し込んでその中にあるビデオをそのままミラーリングするという使い方もできる。
加えて、レシーバーの側にはHDMIに加え、VGAやUSB-Cも用意されていて、モニターやPCをつないで2台へ同時ミラーリングするということも可能だ。
会議や打ち合わせといったビジネスシーン、あるいは講義などの教育現場、また家庭でのエンターテイメントなど、活躍の幅が広そうなMOKiNは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中。今なら出資額は699香港ドル(約1万円)〜。4月5日まで出資を受け付けたのち、すぐに発送が始まる見込みだ。
MOKiN/Kickstarter