そのボックスへのアクセスを遠隔から操作したり、指紋認証などで開けたりできるようにしたスマートなタイプ「K1」が登場した。
・有効期間も設定できる
K1は、いわばミニ金庫のようなもので、誰かと共有したい鍵を入れて安全に保管するためのもの。玄関先などに取り付けたりドアノブに固定したりして使う。そして何がスマートかと言うとK1の解錠方法だ。まず、パスコード。K1にあるボタンを使ってコードを押すと開く仕組みだ。一定期間のみ有効のパスコードを発行することもでき、たとえばAirbnbの施設などで客が滞在期間中のみ使えるようにするということができる。
また、専用のアプリでバーチャル鍵の発行も可能だ。その際はアプリにあるボタンをワンタップするだけでアクセスできる。
・最大50個の指紋を登録可
もう1つ、指紋認証での解錠という方法もある。こちらは、あらかじめ指紋を登録しておき、センサーに指をかざすだけで開けられるようになるというもの。解錠にかかる時間はわずか0.5秒で、指紋は最大50個登録できる。鍵を誰かと共有するときには使用状況が気になるところだが、K1のオーナーは自分が発行したパスコードがいつ使われたのかがわかる。つまり、中に入れた鍵が家のものであれば、誰が出入りしたのを把握できる。
K1は単四電池3本で12カ月以上作動する。万が一電池切れで作動しなくなっても、USB-Cポート経由で充電してボックスをあけられるので心配は無用だ。
K1は現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで資金調達中。今なら出資額は59ドル(約6400円)〜となっている。指紋センサーのないタイプもあり、こちらは39ドル(約4200円)〜。出資は3月28日まで受け付け、締め切り後すぐに発送される見込みだ。
K1スマートロックボックス/Indiegogo