そうした習慣を見直し、少なくともスマホ以外のことにフォーカスできる環境をつくりたい、という人向けのデバイス「Unpluq」が登場した。スマホの充電ポートにUnpluqをさしこむことでしかSNSやメッセージなどのアプリにアクセスできないようにする。
・「鍵」でのみアクセス可能に
本を読んでいても、映画を観ていても、スマホにメッセージなどがくるとつい端末を手にしてしまう。Unpluqは、そうした「気が散る」状態をなんとかしたい、という人向けのデバイスだ。基本的に Unpluqは、アプリにアクセスするための「鍵」のような働きをする。Unpluqをスマホの充電ポートに差し込んでいないときは、そうしたアプリは画面から消え、メッセージの着信などもなくなる。
逆にUnpluqを差込むと消えていたアプリのアイコンがスクリーンに現れ、普通に使えるようになる。
・対象アプリはユーザーが選択
どのアプリを対象とするかはユーザーが自分で設定でき、複数のものを一度に選択することも可能だ。集中したいときでも電話で連絡がつくようにはしたい、SNSはオフにしてもメールはオンにしておきたい、などさまざまなニーズに対応する。もちろん、Unpluqを差し込むとスマホは普通に使えるようになるので、集中モードを作れるかどうかはユーザーの意志に依るところが大きい。ただ、Unpluqをあえてスマホから遠いところに置くなどして、簡単にアクセスできないようにすることは可能だ。スマホ使用の習慣を見直したいという人は検討する価値はあるだろう。
UnpluqはUSB-C搭載のアンドロイド端末でのみ使える。現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開していて、19ユーロ(約2300円)〜の出資で入手できる。3月19日まで出資を受け付け、今年9月にも発送される見込みだ。
Unpluq/Kickstarter