これまで別々だったWord、Excel、PowerPointファイルが1カ所で管理できるだけでなく、生産性が上がる新機能が続々追加予定となっている。
・シンプルなインターフェイスで資料をクイックに作成できる
新Officeアプリでは、Word、Excel、PowerPointを「ドキュメント」に統合。メイン画面の「+」ボタンからアクセスできるこのセクションには、テキスト、表、画像のスキャンなどのアクションが表示され、素早くやりたいことにたどりつける設計だ。モバイルファーストという意味では、同じくメイン画面「+」ボタンから、Officeレンズにアクセスできる。スキャンして図や文章をドキュメントに取り込むこの機能により、スマホならではの素早い資料作成を実現できる。このすばらしい機能は以前からあったが、あまり活用してこなかったとすればインターフェイスに問題があったのだろう。
メモも素早くとれるほか、電話しながらのよくあるアクション、PDFファイルへの署名やファイル転送なんかもできるよう配慮されている。
・音声入力インターフェイスやExcelカードビューもリリース予定
スマホでの文章作成で欲しい機能といえば、使いやすい音声入力だが、これについても今後追加される予定とのこと。音声入力機能を紹介した動画では、音声コマンドやシンプルなツールバーが見て取れ、今までになくストレスレスな音声入力体験が得られそうだ。ほか、今後の追加が予定されている機能として、「Excelカードビュー」というものがある。Gif画像を見ると、Excelデータがカード形式で表示され、まとまっていて見やすいだけじゃなく、ここから編集が直接できる。また、「PowerPointアウトライン」を活用すれば、マークダウンのようにシンプルな記述で、形式が整えられて資料に反映されそうだ。
新Officeアプリは、Google PlayストアおよびApp Storeよりダウンロードできて、Office 365の登録なしでも使える。これまで外で資料を開く際に仕方なくアプリを立ち上げていた方も、新Officeアプリならホーム画面に置きたくなるのではないか。
参照元:The new Office app now generally available for Android and iOS/ Microsoft 365 Blog