ワイヤレスの弱点をカバー
同製品は、人気声優の小岩井ことり氏と国内有数のデジタルアクセサリーメーカーであるオウルテックにより開発された逸品である。同製品のコンセプトは「有線イヤホンとしても使用できる音ゲー向けの完全ワイヤレスイヤホン」。ワイヤレスイヤホンの課題である音声の遅延、音質の悪さ、短時間での電池切れなどをクリアすべく開発を進めてきたという。
また、自他ともに認めるオーディオマニアであり、自ら作詞作曲も行う小岩井氏がチューニングに携わり、音ゲーだけでなく、幅広いシーンに対応するオーディオ製品としても満足できる製品を目指したとのこと。
その結果、ライトユーザーも、オーディオにこだわりのあるユーザーも満足でき、なおかつ本格的なカスタムイヤホンのような所有感も味わえる完全ワイヤレスイヤホンが登場したのだ。
幅広い用途、シンプルな操作性
同製品最大の特徴は完全ワイヤレスでありながら有線での使用も可能だということ。有線に切り替えることで、音ゲーや動画視聴の際の音の遅延を気にせずにすむようだ。イヤホンとケーブルを接続する部分は、カスタムイヤホンでよく使われる2ピンを採用。充電クレードル不要で、付属のType−Cケーブルで手軽に充電できるのも注目ポイントだろう。USB-Cポートの端末と接続して音楽を聴くことも可能だという。
また、高い接続性を実現するために採用したチップはクアルコム製SoC「QCC3020」。アンテナ設計を工夫したことで安定した接続性を保てるという。
さらに、レジン製ハウジングを高性能な3Dプリンターで出力し、音質の向上に加えて、まるでカスタムイヤホンのような高級感のあるデザインに仕上げている。
そのほか、初心者でも使いやすいようにと、誤動作を抑えるために余計な機能はつけず、スマートフォンでの動作にはあえて制限をかけた。長押しによる再生と停止、電源のオンオフのみというシンプルな操作性となっている。また、本体にナノコーティングを施し、高い防水性を実現し水洗いに対応した。水濡れを気にしなくてよいのでジョギングやジムでの使用にも向いているだろう。
同製品は、16,800円(税込)の支援で本体とケーブルの標準セットがひとつ入手可能。2020年7月末頃の発送予定だ。
Makuake