これを記念して、昨年リリースされたiPad版のPhotoshopに新機能が追加されたほか、デスクトップ版もアップデートされた。
・Macアプリで始まった
1990年2月19日にAdobeはMac向けにPhotoshopをリリースした。以来、写真や画像、デザインの作成・編集ができるハイスペックなアプリとして成長し、クリエイターの間で不動の人気を獲得した。機能の改善を図りつつ、昨年は待望のiPad版もリリースしている。そして今回、30周年を記念してデスクトップ版をアップデートし、iPad版に新機能を追加した。
・塗りつぶしをスマートに
まずデスクトップ版では、MacのOSでダークモードをサポート。そしてContent-Aware Fill(コンテンツに沿った塗りつぶし)ワークスペースの改善も図られた。具体的には、複数の箇所の選択と塗りつぶしがワークスペースを離れずに行えるというもの。複数の塗りつぶしの作業を一気にできるので作業効率が格段に上がる。その他、GPU対応によりぼかし機能も向上した。
iPad版には、2019年にデスクトップ版で導入されたばかりの「オブジェクト選択ツール」が加わった。これは機械学習を使ってエリアから複数のオブジェクトを素早く正確に選ぶというツールで、作業のスピードアップが期待できる。
また、デスクトップ版で提供されている文字の書式設定をiPad版でも利用できるようになった。今後はさらに「Refine Edge Brush」という細かに境界を設定できる機能も加わる予定という。
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