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E-scooterの危険性を米大学が指摘

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世界的にも、利用者数が増加しているE-scooter。E-scooterのシェアリングサービスは、アメリカやヨーロッパの大都市を中心に広く浸透しつつある。

渋滞問題や環境問題の観点からも注目が集まっているE-scooterだが、アメリカのテキサス大学のコンピューターサイエンスの専門家らが、E-scooterの危険性について発表した。

・車両をリモート操作

指摘される危険性のひとつに、外部からのリモート操作が挙げられている。一部のE-scooterモデルは、ライダーのスマートフォンと通信しているため、悪意のある人がこれらを盗聴し、低価格でアクセスできるハードウェアおよびソフトウェアツールを使用して、スクーターとライダーのスマートフォンアプリ間のデータにアクセスすることが可能だという。

もしアクセスされた場合、車両の挙動と操作をリモートで制御することも可能になる可能性がある。

・個人情報の流出も

また、個人情報の流出も指摘されている。E-scooterを使用するためにサインアップした人は、請求情報だけでなく、大量の個人データや機密データも提供することになる。

この調査によると、プロバイダーは、位置や個々の車両情報などの情報も自動的に収集しており、このデータをつなぎ合わせて、ライダーの好みのルート、個人的な興味、自宅や職場の場所といった情報の入手が可能になる場合もあるという。

研究チームは、E-scooterの活用においては、歩行者の安全だけでなく、サイバーセキュリティとプライバシーの観点からも消費者を保護する方法についても考えるべきだと主張。

環境問題をはじめとした社会問題にも貢献できる可能性を持っているからこそ、各企業によるセキュリティの面への積極的な取り組みが期待される。

UTSA

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