2月14日に1380ドル(約15万円)で発売される。
・「コンパクトにできる」が売り
イメージとしては、スマホが登場する前に浸透していた折りたたみケータイに似ている。ただ、Galaxy Z Flipは6.7インチのOLEDディスプレイ(2636×1080ピクセル)を搭載したフルサイズのスマホ。中央部分で折り曲げられるようになっていて、完全にたたむと73.6×87.4×17.3ミリとかなりコンパクトになる。このサイズだとシャツの胸ポケットやジーンズの前ポケットにもすっぽりとおさまる。
昨年発売した「Galaxy Fold」が“初代折りたためるスマホ”だが、こちらは広げるとタブレットとして使えるというもので「広がる」がテーマなのに対し、Z Flipは「小さくなる」がセールスポイントとなる。
・画面スプリットも
また、Z FlipはラップトップPCのようにスクリーンの角度を調整できるのも売りだ。コンパクトミラーのようにしてスクリーンを半分にし、ビデオ通話したりセルフィーを撮ったりできる。加えて、画面を上下に分割して2つのウィンドウを開けるので、上半分で写真をブラウズし、下半分でテキストする、といったこともできる。
・SIMカードスロット2つ
その他のスペックとしては、OSはAndroid 10、RAMは8GB、ストレージは256GBとなっている。SIMカードスロットは2つ備える。カメラはフロントが1000万画素、リアが1200万画素。4G LTE通信、Wi-Fi、Bluetooth 5に対応する。バッテリー容量は3300mAhあり、急速充電も可能。
カラーは黒、パープル、ゴールドの3色展開。日本での価格はまだ明らかではないが、米国では1380ドルと、Foldの1980ドル(約22万円)よりは消費者にアピールできる設定となっている。とはいえ、高価格帯であることには変わりなく、消費者の反応に注目が集まる。
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