時間貸しのプライベート空間というと、「いかがわしい目的で…」と想像する人もいるかもしれないが、Breatherはれっきとしたただの部屋。部屋はすべて商業ビルにあり、机やソファ、椅子などの備品やWi-Fiが用意されている。貸し会議室とは異なり、“マイオフィス”的に使えるのが売りだ。
サービスを展開するスタートアップによると、フリーランスの人がミーティングしたり電話をかけたりするのに利用するケースが多いという。部屋の利用料金は1時間25ドル前後、時間貸しなので必要に応じて1時間だけ、あるいは終日などと使用時間を1時間単位で設定できる。
利用するにはまずアプリで部屋を検索する。アプリ内に表示される部屋の写真や立地などで選んで予約をするとコードが送られてくるので、そのコードで解錠して入室できる仕組みだ。使用中は、アプリに残り時間が表示されるようになっていて、時間がきたらユーザーは部屋を出るだけでいい。使用後は毎回掃除される。
スタートアップはこのほど150万ドルを調達し、この資金をもとに今後サービスエリアを拡大する計画だが、同様のサービスの需要は日本でもありそうだ。
Breather