以前、Techable(テッカブル)では、代表の加藤氏にインタビューを行い、まさにこの「具体的なパス」について伺っているので、気になる方はぜひ読んでいただきたい。(プログラミング学習サービスを利用してもエンジニアになれない現実。Progate代表の加藤氏はこの問題をどう考えているのか)
2つの主なリニューアル
「Progate」は、100万人以上のユーザーを抱える国内最大級のオンラインプログラミング学習サービスに成長した。同サービスは主にプログラミング未経験者を対象としており、未経験からエンジニアを目指す人が増加傾向にあると言えるだろう。一方で、プログラミング学習を始めても、挫折する人や修了後どうすればいいかわからないという人も少なくないようだ。そこで、今回プロダクトの大幅なリニューアルを行い、初心者が迷うことなく学習を進め、「自走するエンジニア」になるまでの学習の流れをパスとして体系的に提示する「Web開発パス」をリリース。
ちなみに、「自走するエンジニア」とは、プログラミングの途中で壁にぶつかってもGoogle検索や公式ドキュメントの活用などにより、自らエラーを解決できるレベルのエンジニアを指している。
また、パスの中の必修レッスンをすべて修了したユーザーには、Progateが公式に認定する修了証を発行する仕組みを導入。修了証はダウンロードはもちろん、SNS(Twitter・Facebook・LinkedIN)でそのままシェアすることも可能だという。
エンジニアへの道標
近年の世界的なエンジニア不足、国内での2020年度からのプログラミング教育必修化に加え、高い給与水準や自由度の高い就労スタイルなどが注目を集め、エンジニアを目指す未経験者は増加しているようだ。それに伴い、プログラミングに関する書籍やサービスも数多く出ており、プログラミングへの入り口はここ数年で整ってきたと言える。同社代表の加藤氏によると、(入り口が整ったことで)学び始めで挫折する人が減って、ある程度プログラミングの全体像が掴めるレベルまでは多くの人がたどり着けるようになったという。しかし、初級レベルから次のフェーズに進めないという課題があり、そこが挫折のタイミングになっているそうだ。
同サービスでは、言語などの種類別に14のコースを提供しているが、未経験者にとってどの言語をどのような順番で学べばいいかわかりづらいという課題があった。
そこでこのたび「Web開発パス」をリリースし、全くの未経験からHTML & CSS、Ruby、Command Line、Ruby on Railsを学び、Webページ制作およびWebアプリケーション開発を習得するまでの一連の流れを体系的に示すこととしたのだ。ユーザーはパスで定められた目標に向かい、全体感を把握しつつ学習を進められるという。
今後、JavaScriptとnode.jsを使ったWeb開発パスなど、さまざまなパスをリリースする予定とのこと。
PR TIMES