今年の後半にはサービスが開始される予定となっているが、ついに同社のWebページ上に予約メニューが登場した。
・SSOミッションは4カ月ごとの打ち上げを予定
予約メニューの導入画面では、シンプルな3つのカラムをプルダウンと数字入力で埋めるようになっている。まず衛星の配備先。こちらはSSO(太陽同期軌道)とLEO(地球低軌道)、POLAR(極軌道)から選ぶ。次に打ち上げ日程だが、最短で2020年の6月が選択できるようだ。ちなみにSSOミッションに関しては4カ月ごとの打ち上げを予定しているとのこと。
最後はペイロードの重量になるが、最安のプランで200kg以下というものがある。このプランは100万ドル(約1億1000万円)からとなっていて、追加重量1kgあたり5000ドル(約55万円)の支払いが必要だ。
・リブッキング料金は10%
仮料金が算出されるので、そのまま処理を進めていき、ペイロードを設置するためのESPAポートを選択する。これには基本重量150kgの15インチ(約38cm)ポートと、基本重量300kgの24インチ(約61cm)ポートがあるようだ。ポートアダプターや保険などのオプションを選択して支払いを済ませる。もし、衛星の準備が打ち上げ日程に間に合わない場合は、リブッキングが可能となっていて、その場合支払った料金をそのまま持ち越せるようだ。ただし、10%のリブッキング料金は追加で支払う必要がある。
まるで航空券でも予約するような手軽さでライドシェアの予約が進められ、料金や衛星の準備のむつかしさのギャップに面食らうだろう。サービスが開始されれば、これまでよりは衛星の打ち上げが身近なものになるかもしれない。
参照元:SMALLSAT RIDESHARE PROGRAM/ SpaceX