フロリダ州ケープカナベラルから、3回目の再利用となるFalcon 9ロケットによって打ち上げられた衛星60基は、約1時間後に予定通り配備開始されている。
・フェアリングの回収は半パーツのみ成功
いつものことながらFalcon 9ロケットの1段目(ブースター)の回収もうまくいき、船上着陸プラットフォーム「Of Course I Still Love You」へのきれいな着陸で拍手が上がった。Ms. Tree caught a fairing half – our third successful catch! pic.twitter.com/VJU8asg4gS
— SpaceX (@SpaceX) January 29, 2020
ペイロードを保護する目的のカバー(フェアリング)の回収も計画していたが、これについては半パーツのみの成功だったようだ。
回収船「Ms. Tree」と「Ms. Chief」がネットを貼って海上で待機。「Ms. Tree」はしっかりフェアリングをキャッチしたものの、残りの半パーツを担当する「Ms. Chief」のほうの回収はうまくいかなかった。
・Starlinkネットワークは240基に
SpaceXは、2020年中の衛星インターネットサービス開始を目指しており、そのためには最小のカバレッジでも400基の衛星が必要になるという。今回の打ち上げで240基に達したStarlink衛星だが、同じペースでいくと最低あと3回の打ち上げが必要ということになる。Liftoff! pic.twitter.com/rFRtJuTXFL
— SpaceX (@SpaceX) January 29, 2020
僻地へのネット接続が可能になることで、世界中をカバーできる衛星インターネットだが、SpaceXが中程度のカバレッジでは800基の衛星を用意しなければならず、打ち上げペースを速めている。
参照元:Starlink Mission/ SpaceX