「セキュアで安い」を実現
同社は、日本のスマートホームカメラ市場の遅れの一因に、国内製品はセキュアだが値段が高く、海外製品は安いがセキュリティが心配ということがあると考え、日本ブランドの安全性を保ちながら安価で購入可能な「ATOM Cam」を製作した。同製品は、すでにアメリカで600万台、世界で1,000万台以上販売している製品をベースとして、ファームウェア・アプリを日本仕様にし、サーバーも日本のAWSを使ったスマートホームカメラである。
現在、「Ready for」にて、特別価格1,980円で販売中(2020年2月28日まで)。なお、クラウドファンディング後の販売価格は2,980円を予定している。今回のクラウドファンディングの目的は「日本国内において実際に低価格なスマートホームカメラの需要はあるか」「販売予定価格の2,980円をより安くするため」という2点だという。
手軽で多機能!
国内のスマートホームカメラは、「ペットカメラ」「見守りカメラ」などの名称で多く販売されている。しかし、スマートホームカメラは本来、ひとつの目的で使用するのではなく、防犯、コミュニケーション、創作活動など自由な発想で幅広く使えるものだ。同製品は、利用シーンを広げるべく、多くの機能を搭載している。まずは、約5センチ四方、重さ約100グラムの小型ボディと、マグネットと両面テープアタッチメントの2つの設置方法が選べ、どこにでも簡単に設置できるということ。室内だけでなく、ベランダなどでも設置可能だ。
次に、1080pの高画質で撮影し、気になるところはデジタル8倍ズームで拡大できるということ。また、ナイトビジョン搭載で、暗い場所でも鮮明に撮影できるという。カメラが動作検知を行った直後から12秒間動画を録画しクラウドストレージ上に14日間無料保存、いつでも確認できるのも特徴。なお、micro SDカードを使用した24時間365日の連続録画も可能だ。
そして、不審な動き、一酸化炭素や煙を検知したときはスマートフォンにアラートを送信する。不審者を検知した際には、動体検知枠が表示されひと目で分かる仕組みだ。内蔵されたマイクとスピーカーにより、カメラ付近の人との会話や不審者への警告もできるという。アクティビティゾーン設定機能を活用すれば、画面映像上の動作検知をしたい部分の範囲設定も可能。同製品を複数台設置した場合、ひとつのアプリで一括管理でき、一画面で最大4台の映像を確認できる。4台以上の映像は画面をスライドさせると見える仕組みだ。
さらに、タイムラプス機能搭載で、任意の開始時間と終了時間、写真を撮る頻度を設定すれば、美しいタイムラプス動画の撮影も可能となり、風景映像、創作映像などの長時間の映像を凝縮した動画を録画できる。
このように多くの機能を搭載した同製品は、エンドツーエンドの暗号化により本体とアプリを直接つなぎ、セキュアな接続を実現した。
今後は、AlexaやGoogle homeと連携し、音声で家の各所に設置したATOM Camの映像を呼び出せるようになる予定とのこと(2020年3月の出荷のタイミングでは実装されてない可能性あり)。また、AI・ファームウエアの機能拡張にもそのまま対応できるハイスペック構成となっている。
これまで、値段やセキュリティへの不安からスマートホームカメラに手が出せなかった人でも、同製品なら試してみる価値はあるかもしれない。
PR TIMES