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Start Up 転職を考える社会人に向けた学習動画サービス「Sopra」開発インタビュー

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転職を考える社会人に向けた学習動画サービス「Sopra」開発インタビュー

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sopraトップページ2013年11月にローンチした学習コンテンツの映像配信サービス「Sopra(ソプラ)」。ローンチから4か月が経ち、現在は、ユーザー獲得のためのコンテンツ拡充が課題だという。今回は、Sopraを運営する株式会社ヒトメディアの大石氏に、Sopraの特徴や、目指すところについて話を聞いた。

 

Q.まずはSopraの特徴を教えてください
「Sopraは、主に、転職を志す社会人向けに学習動画を配信するサービスです。現在は、動画を『マネジメント』、『コミュニケーション』、『マーケティング』、『ライフ』、の4つのジャンルに分け、起業家や、コンサルタントの方などを講師に招き運営しています。1つの動画は5分~6分程度で観られるので、忙しい時間の合間を縫って学習することができます。

Q.なぜ転職を志す社会人を対象としたのですか?
「学習するユーザーのモチベーションが維持しやすいからです。例えば、資格取得を目指す人がE-Learningを利用して合格すれば、それが結果となりますよね。まして、転職をしようとしている社会人って、新しいことにチャレンジしたい。新しいスキルを身に付けたい。という欲求は高いですよね。そういう意識の高い人に、『本を買う感覚で映像コンテンツを利用してほしい』と考えています。」

Q.なるほど。確かに、転職しようと思ったときは、新しいスキルが欲しくなって、書店で自己啓発書籍を買うことがありますよね。でも、こういう映像配信サービスって色々あるじゃないですか。例えば、schoo(スクー)とか。ローンチして1年以上経っていて、コンテンツも充実しているし。Sopraは、このような先発組のサービスとどのように差別化していくか、何か戦略などはあるんですか?
「そうですね。もちろん差別化する施策を行っています。その一つが、ad:techと協力した講師の募集です。ad:techといえば、世界最大級のマーケティングカンファレンスが有名ですから、「Sopraで講師をして目に留まったら、ad:techに登壇できるかもしれない」という雰囲気を醸成することで、能力があって、意識の高い人がSopraで講師をしてくれる。その結果、Sopraで提供する映像コンテンツの品質が高くなっていきますし、講師の数も増えていくと考えています。

大石氏

Q.実際に講師の応募はあるんでしょうか?
「応募者数は秘密ですが、そこそこの応募があります。場合によっては、個人ではなく、会社として、『うちの社員を登壇させたい』という要望をいただくこともあります。」

 

ありがとうございました。

 

確かに、質の高い講師を確保しようとする方針は、他の動画サービスにはないSopraの特徴だ。ユーザーからしても、どのような講師がいるのかは気になるところ。もちろん好みもあるだろうが、有名大学や、企業の役職といった肩書を背負っている講師よりも、無名でも、自分の専門分野を生かして、ad:techになんとか登壇しようと切磋琢磨している講師の方が、質の高い授業を提供してくれるだろう。Sopraには、社会人のスキルアップと、指導者の発掘という2つの側面があることが分かった。

そんな学習コンテンツ配信サービスの「Sopra」では、2014年3月1日より、同5月中旬まで、すべての動画を無料で公開している。この機会に体験してみるとよいだろう。

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