「RADIOHEAD PUBLIC LIBRARY」のWebページにアクセスすると、ピンタレスト風に写真/イラストが並んでいて、公式リリースにはないものまでが閲覧/視聴可能だ。
サイト上部には色分けされた正方形が表示されており、クリックすると年代ごとの作品欄に飛ぶことができる。
・図書カードもダウンロードできる
ネットでの共有文化が根付くなか、作品の著作権に対するアーティストのスタンスはさまざま。PVをまるごとYouTubeに挙げるアーティストや、コンサートの撮影をOKとするアーティストなんかもいる。Radioheadのスタンスは特にオープンで、PVを配信するなど早くからネットを活用したプロモーションを展開してきた。
電子音楽の巨匠Aphex Twinなんかも1991年以来の全作品を公開しているが、Radioheadの場合アートワークを前面に押し出し、“図書館”とするあたりが親しみやすい。ちなみに、好きなアートワークを配した図書カードもダウンロードできる。
・アートワークをTシャツに
昨年には、ハッキングにより『OK Computer』のスタジオセッション音源が流出し、身代金の要求をのむ代わりに自ら18時間におよぶ音源を無料公開したエピソードは有名だろう。RADIOHEAD PUBLIC LIBRARYに挙がっている作品は、クリックするとリンクが貼られているものも多い。アルバムのアートワークであればApple MusicとSpotifyへ直接飛べる。また、コンサートやメディア出演の映像は、Apple MusicやSpotifyに加入していなくても楽しめて、Vimeoの映像がそのまま再生される方式だ。
ユニークなのはTシャツで、掲載されたアートワークのものが購入できるようになっている(2月3日に出荷開始)。
Webページを訪れれば、従来からのRadioheadファンはもとより、音楽好きグラフィックデザイン好きの方も楽しめるのではないか。
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