参考記事:相乗りアプリ「nearMe.」代表の髙原氏が作り出す、これからの時代の移動手段(Techableインタビュー)
業界初の相乗り観光タクシー
このたび両社は、AI、IoT、ビッグデータ等の先端技術を活用した民間企業が行う実証事業を支援する新潟市と、観光タクシー事業に注力している万代タクシー株式会社協力のもと、業界初の観光タクシー相乗りサービス「新潟トラベルシャトル」の実証実験を行う。実験では、ニアミーのAIを活用した観光ニーズのマッチングと送迎ルート最適化を図り、同時に「スマートシャトル™」の経験を応用し、オンデマンドの事前予約を可能にした観光タクシーが実走する。これにより、一人あたりの負担が下がり利便性が上がる、お得で快適な観光地の周遊を実現。また、地域の観光資源を発見しやすくする仕組みを構築し、地域活性化および観光価値向上を目指すとのことだ。
同実験は2020年1月18日(土)より約2ヶ月の予定。送迎先は新潟駅南口および新潟市内の宿泊施設が対象。観光コースは「観光ドライバーおまかせコース」「 越後豪農の館を体感 北方文化博物館コース」「食と酒を愉しむ 市内観光コース」の3種類で、利用日前日までにWEBサイトにて予約、事前決済する。なお、一部日程で、新潟駅内に当日受付ブースも設置予定だ。
地域の活性化・交通課題への取り組み
ニアミーは、リアルタイムの位置情報を活用し、地域活性化に貢献する「瞬間マッチング」プラットフォーム作りを目指し、現在、MaaS領域のタクシー相乗りマッチングアプリや、空港送迎の「エアポートシャトル」、「ゴルフ場送迎シャトル」などオンデマンド型シャトルサービス「スマートシャトル™」を運営中だ。2019年7月には、新潟県の長岡市にて、タクシー相乗りマッチングアプリ「nearMe.」の実証実験を行うなど、地域交通の利便性向上に寄与する可能性を模索してきた。
ちなみに同社は、JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進するCVCであるJR東日本スタートアップの「JR東日本スタートアッププログラム2019」採択企業である。
MaaS領域において相乗りアプリ、スマートシャトルというサービスを展開する中、技術やノウハウを活かし、地域活性化や地方が抱える交通課題解決へ向けて積極的に実証実験を行う同社のこれからに注目したい。
PR TIMES