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Tech 東大発AIベンチャー、自動搬送ロボットの開発成功。「AGV」との違いは?

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東大発AIベンチャー、自動搬送ロボットの開発成功。「AGV」との違いは?

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「より良い未来のために」というミッションのもと、東京大学の学生らにより設立されたAIベンチャー TRUST SMITH株式会社は、AIを使った自動搬送ロボットの開発に成功。2019年11月にAIを使った障害物回避型アームのアルゴリズム開発にも成功し、テッカブルでも取り上げた企業である。

「AGV」との違い

同社は、東京大学所属の開発者が研究開発した技術を応用し、人工知能を使った自動搬送ロボットの開発に成功。同ロボットは、ロボット自身が前後左右や路面の凹凸、段差などを検知し、目的地まで自律走行するタイプの物流ロボットである。これにより、作業者の移動量の削減が可能となり、搬送作業における生産性向上が期待できるという。

同ロボットの一番の特徴は、障害物を自動で回避できるということだ。独自のセンシング技術で周囲の障害物を検知・回避しながら荷物を安全に搬送する。障害物は静止した物体だけでなく、移動する人や機械なども検知・回避できるため、作業員との協働作業が実現できる。

また、CADデータを用いて地図内に目的地を設定すると、自動でその場所へと向かう。操作にはタブレットを使い、誰でも直感的な操作ができるという点も特徴だ。これにより、同ロボット導入による操作などの教育コストがカットされる。

これまで、「AGV」と呼ばれる無人搬送車(搬送ロボット)が工場などで活躍してきた。「AGV」は同ロボットと同様、無人での自動走行が可能ではあるが、走行にはあらかじめ施設の床下に磁気テープや磁気棒などのガイドの埋め込みが必要で、施設内の決められたルートのみを移動するものである。それに対し同ロボットは、障害物を検知・回避しながら施設内を自由に移動するため、走行路に予想外の障害物があっても安全に目的地に到着できるのだ。

同ロボット導入時のコストに着目すると、「AGV」のようなインフラ整備が不要となり、初期費用をカットでき、先述の通り、作業員の教育コストもカットできる。また、既存設備やオペレーションの変更は不要で、施設のダウンタイムを発生させることなく導入できるため、生産性への影響がないのも魅力のひとつだろう。さらに、1台からの導入が可能で、リスクを最小限に抑えながら効果検証を実施し、施設に合わせた導入台数を決定できるようだ。

人とロボットの協働

同ロボットは、同社が11月に開発に成功した「障害物回避型アームロボット」との併用が可能となる。従来、搬送ロボットとアームロボットの同時導入には、両機の衝突を防ぐために複雑な動作システムを組み込む必要があったが、同社開発の両機においては、障害物検知・回避の機能によりその必要はない。

同社は、これまで手作業で行ってきたピックアップ作業を担うアームロボットと、荷物の搬送を担う同ロボット、そして人の協働を目指しているという。また、ロボットの普及による省力化、人手不足問題の解決に貢献したいとのことだ。

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